あなたは、ダウンロード版のソフトに対してどのような印象を持っていますか?
私は「なんとなく手元に残らない感じ」に抵抗があって、ダウンロード版を避けてきました。
いまはSwitchのソフトをダウンロード版とパッケージ版を合わせて40本以上持っています。初めの頃は、パッケージ版にこだわっていたけれど、切り替えの快適さやニンテンドーカタログチケットのお得さに惹かれて、最近はダウンロード版で済ませることが多くなってきました。
この経験から、ダウンロード版のデメリットとメリットを紹介し、「こんな人はダウンロード版を買うべきではない」「こんな人はダウンロード版が向いている」とその特徴を説明していきます。
ダウンロード版のデメリット
ダウンロード版にはこのようなデメリットがあります。
- 容量を圧迫する
- 貸し借りができない
- 売れない
このデメリットについて詳しく見ていきます。
容量を圧迫する
ダウンロード版はゲームデータをダウンロードするので、パッケージ版よりもデータが大きいです。多くの容量が必要で、データの管理が面倒な人にはダウンロード版は向いていないかもしれません。
Switchのいくつかのゲームソフトのダウンロードに必要な容量です(表1)。
ソフト | 必要容量 |
---|---|
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 17.0GB |
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド | 14.4GB |
ポケットモンスター ソード・シールド | 12.4GB |
あつまれ どうぶつの森 | 7.1GB |
マリオカート8 デラックス | 6.9GB |
スプラトゥーン2 | 6.1GB |
リングフィットアドベンチャー | 3.3GB |
桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ | 1.6GB |
Switch本体の容量は32GB(※有機ELディスプレイを搭載した新型Switchは64GB)です。表を見てわかるように、全てのソフトをダウンロードして遊ぶには足りません。
例えば、あなたが17.0GBのスマブラ1本をダウンロードするだけで、本体の容量半分以上を占めてしまいます。スマブラだけを遊ぶなら問題ありませんが、他にも色々なゲームを遊びたいですよね。
それに加えて、ゲームのセーブデータや追加コンテンツのダウンロード、写真・動画の保存など、ゲームソフト自体以外にも容量が必要です。
しかしこの問題は、micro SDカードを購入して容量を増やすことで解決することができます。そこにお金を払ってもいいという人にとっては、デメリットに感じることはないでしょう。
「色々なソフトで遊びたいけどmicro SDカードを買いたくない」という人には向いていません。
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貸し借りや売却ができない
ダウンロード版のソフトは、パッケージ版と違って実物がありません。ダウンロードされたソフトは、ニンテンドーアカウントに紐づいています。
そのため、友人にソフトを貸したり、逆に借りたりすることができません。
僕が小さいころ、妹にDSのポケモンやマリオカートのソフトを貸したことがありましたが、そういうこともできません。
同じように、もう遊ばなくなったソフトを売ったり、人にあげたりすることもできません。
また、ダウンロード版には中古品がないので、「中古で安く買う」といったことができません。
「ゲームソフトの貸し借りがしたい」「要らないゲームソフトを売ってお金を得よう」と思っている人はパッケージ版を買うべきでしょう。
ダウンロード版のメリット
逆に、ダウンロード版にはこのようなメリットがあります。
- ゲームソフトの差し替えをしなくていい
- ゲームソフトを失くしたり壊したりしない
- 発売日すぐ(日付が変わる瞬間)に遊べる
- データ読み込みがはやい
- ニンテンドーカタログチケットで安く買える
メリットについても一つずつ見ていきましょう。
ゲームソフトの差し替えをしなくていい
ダウンロード版のソフトは、その全てのデータが本体やmicro SDカードに保存されています。そのため、ゲームソフトを差し替えずにゲームを遊ぶことができます。
頻繁に色々なゲームをプレイするとき、TVモードでSwitch本体が遠くにあるときは、ゲームの切り替えがとても快適です。
スマブラしよう~
1時間後・・・
次はマリオカートしよう~
あっ、ゲームソフト替えなきゃ……
①入っていたソフトを取りだし、②ちゃんと保管し、③新しいソフトを入れる。
ダウンロード版なら、この手間が全て省けます。
「面倒くさがりな人」にはダウンロード版が向いているかもしれません。
ゲームソフトを失くしたり壊したりしない
ダウンロード版のソフトは、パッケージ版と違って実物がありません。
そのため、失くしたり壊したりすることがありません。
僕が小さいころ、妹に貸したDSのポケモンとマリオカートのソフトは、その後妹が失くしてしまい、返ってくることはありませんでした。
Switch本体に保存されているのだからあたりまえですが、そのような心配もありません。
また、ソフトを落として破損したり、金属部分が汚れたりして、読み込めなくなることもありません。
子どもの頃やってたゲーム、久しぶりに引っ張りだしてきたけど、まだ遊べるかな~?
……
だめだ、もう読み込めないや。
「ソフトを失くしたくない、壊したくない」という人はダウンロード版を買うべきでしょう。
発売日直後(日付が変わる瞬間)に遊べる
ダウンロード版を予約しておくと「あらかじめダウンロード」といって発売日より前にデータをダウンロードすることができます。これによって、既にダウンロードが完了しているので、新作ゲーム発売日の日付が変わる瞬間すぐに遊ぶことができます。
また、発売日前日の夜22時頃からフライングで遊ぶことができることもあります。
「少しでも早く新しいゲームを遊びたい」という人は、ダウンロード版をあらかじめダウンロードするとよいでしょう。
売り切れがない
とても人気なゲームは、生産が追いつかず売り切れてしまうことがあります。
2020年に大ヒットした「あつまれ どうぶつの森」も、当時はどこのお店に行ってもパッケージ版の在庫がない状況で、メルカリなどで高額転売されているなんてこともありました。
しかし、そんな中でもダウンロード版は売り切れることはないので、欲しい時に適正価格で買うことができました。
「欲しいゲームソフトの在庫がない」という場合はダウンロード版も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
データ読み込みがはやい
ダウンロード版は、パッケージ版に比べて、ゲームの起動やデータ読み込みが数秒だけ速いです。
気にならない人は気にしなくていいと思いますが、少しでも快適にプレイしたい人にとっては、読み込み速度は重要な問題かもしれません。
1分1秒も無駄にはしないぜ!
「読み込み時間を待ちたくない、少しでも快適にプレイしたい」という人は、ダウンロード版を買いましょう。
複数台のSwitchにソフトをダウンロードしてプレイできる
あなたが家用のSwitchを1台、外出先用のSwitch Liteを1台持っていたとします。
毎回ソフトを出し入れするのは面倒だし、だからといって、ソフトを2本買うのはお金がかかるしもったいないです。
それぞれの本体にニンテンドーアカウントを連携させてソフトをダウンロードすれば、どちらのSwitchでもゲームを遊ぶことができます。
他にも、友達のSwitchで自分のゲームを遊びたいとき、ソフトをもっていなくてもダウンロードして遊ぶことができます。
「複数のSwitchで、同じソフトをプレイしたい場合」はダウンロード版の方が便利です。
ニンテンドーカタログチケットで安く買える
Nintendo Online に加入している人限定で、ニンテンドーカタログチケットを使ってお得にソフトを買うことができます。ニンテンドーカタログチケットとは、対象ソフト2本が9,980円で買えるというサービスで、ダウンロード版なら安く買うことができます。
ポケモンシリーズやマリオシリーズ、ゼルダの伝説シリーズなど、任天堂の主要タイトルは対象になっていることが多いのでぜひ活用してみてください!
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まとめ
まとめると、
このような人はダウンロード版を買うべきではありません。
- micro SD カードを買いたくない
- ソフトを貸し借りしたい
- 遊ばなくなったソフトを売りたい
- 中古品を安く買いたい
逆に、
このような人はダウンロード版が向いています。
- 色々なソフトを遊ぶときに差し替えが面倒
- ソフトをよく失くしたり壊したりしてしまう
- 発売後少しでも早く遊びたい
- データの読み込み時間が少しでも短い方がいい
- 複数台のSwitchで同じソフトを遊びたい
もちろんこれがすべてではないです。
このソフトは必要容量が大きいからパッケージ版で、このソフトはいつも遊びたいからダウンロード版にしよう!とか、アリだと思います。
自分にあったスタイルで、楽しくゲームができるといいですね!